Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
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Secure Global Desktop では、Windows Server 2003 アプリケーションサーバー上で動作するアプリケーションから、クライアントデバイスに取り付けられたスマートカードリーダーにアクセスできます。次の操作を行うことができます。
注 Windows 2000 Server アプリケーションサーバーは、スマートカードデバイスのリダイレクトをサポートしていません。
次のクライアントはスマートカードをサポートしています。
スマートカードのサポートを有効にするには、次の手順を実行します。
Array Manager の「Application Launch properties」パネル内のいくつかの属性は、Secure Global Desktop スマートカードサービスを使用するときのアプリケーションサーバー認証ダイアログの動作を制御しています。
「Allow smart card authentication」ボックスでは、スマートカードを使用してログインすることをユーザーに許可するか、またはユーザー名とパスワードを使用するログインのみを許可するかを制御します。
「Always use smart card Box」属性では、スマートカードを使用したログインをユーザーが選択した場合に、その選択を記憶 (キャッシュ) して同じアプリケーションサーバーへの次回のログイン時に利用するかどうか、およびユーザーがその設定を変更できるかどうかを制御します。このボックスに (ユーザーまたはシステムにより) チェックマークが付いている場合は、その決定がアプリケーションサーバーのパスワードキャッシュにキャッシュされます。
注 認証方法を選択できるかどうかや、スマートカードに関する決定をキャッシュできるかどうかは、アプリケーションサーバーの認証ダイアログにユーザーがアクセスできるかどうかによって決まります。Shift キーを押しながらクリックする機能をユーザーに対して無効にした場合、ユーザーはこのダイアログにアクセスできません。
Secure Global Desktop は、PC/SC (Personal Computer/Smart Card) 準拠のカードおよびリーダーに対応しています。詳細については、「PC/SC Workgroup」を参照してください。
Windows クライアントデバイスにリーダーと必要なドライバをインストールすると、Secure Global Desktop から実行するターミナルサービスセッションでスマートカードを利用できるようになります。
Linux および Solaris クライアント上の Secure Global Desktop がスマートカードリーダーと対話できるようにするには、PCSC-Lite ライブラリをインストールする必要があります。PCSC-Lite は、UNIX/Linux 上の PC/SC フレームワークへのインタフェースを提供します。
Linux クライアントの場合は、次の場所から PCSC-Lite を入手できます。
PCSC-Lite version 1.2.0 以降が必要です。
Solaris クライアントの場合は、次の場所から PCSC-Lite 互換ライブラリを入手できます。
PC/SC Shim for SCF パッケージ (PCSCshim) を適用すると、PC/SC アプリケーションを Solaris Card Framework (SCF) で使用できます。このパッケージは、Sun の内部リーダーおよび Sun Ray のリーダーで動作するようになっています。Version 1.1.1 以降が必要です。PC/SC Shim は Solaris 10 に付属しています。その他の Solaris バージョン用の Shim は、MUSCLE プロジェクト (http://www.musclecard.com) から入手できます。
Sun Ray PC/SC Bypass パッケージ (SUNWsrcbp) には、Sun Ray リーダー用の PCSC-Lite インタフェースが用意されています。Sun Ray Server Software 用の最新パッチおよび最新の SUNWsrcbp パッケージが必要です。
Secure Global Desktop クライアントには、PCSC-Lite libpcsclite.so
ライブラリファイルが必要です。通常は /usr/lib
にインストールされていますが、動的リンカーに設定されているパスによって異なります。動的リンカーパス以外の場所にインストールされている場合、または別のライブラリファイルを使用する場合は、TTA_LIB_PCSCLITE
環境変数を使ってその場所を指定してください。この変数は、ユーザーの環境またはログインスクリプトに設定できます。
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