Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
> ユーザーと認証
> ユーザーが文字やグラフィックスをコピー&ペーストできない場合
ユーザーが文字やグラフィックスをコピー&ペーストできない場合
文字型アプリケーション
Secure Global Desktop を使って表示する文字型アプリケーションの場合、ユーザーがテキストを別のアプリケーションにコピー&ペーストできるはずです。
旧 Webtop を使用している場合、Secure Global Desktop 付属の署名付き Java™ アーカイブのいずれかが、Web ブラウザでサポートおよび使用されている必要があります。ブラウザで、Java アーカイブのサポートが無効に設定されていないことを確認してください。
Windows アプリケーションと X アプリケーション
ユーザーは、特定の条件下でのみテキストをコピー&ペーストできます。
- アレイ全体でのコピー&ペーストは、Array Manager の「Array Properties」パネルで有効に設定する必要があります。コピー&ペーストは、デフォルトで有効に設定されています。
- コピー&ペースト操作がユーザーに許可されている必要があります。人物オブジェクトの「Clipboard Access」属性が有効に設定されている場合、ユーザーはコピー&ペーストを実行できます。この属性が「Use parent setting」に設定されている場合は、親の組織単位または組織オブジェクトの設定が使用されます。コピー&ペーストは、デフォルトで有効に設定されています。
- Secure Global Desktop を使って表示された別の Windows アプリケーションまたは X アプリケーションにデータをペーストするためには、ソースアプリケーション (データのコピー元アプリケーション) の「Clipboard Security Level」がターゲットアプリケーションのレベル以下でなければなりません。デフォルトのセキュリティーレベルは 3 です。
- クライアントデバイス上で実行中のアプリケーションにデータをペーストするためには、ソースアプリケーションの「Clipboard Security Level」が Array Manager の「Array Properties」パネルで設定されたクライアントセキュリティーレベル以下でなければなりません。デフォルトのクライアントセキュリティーレベルは 3 です。
これらの条件が満たされない場合、ペーストの実行時に、データの代わりに次のメッセージがペーストされます。
Sun Secure Global Desktop Software: Copied data not available to this application
グラフィックス
グラフィックスのコピーやペーストは、Microsoft Windows 2000/2003 のアプリケーションでのみ可能です。
旧 Webtop を使用している場合は、Microsoft Windows 版の Native Client を使用しているときだけ、この操作を実行できます。
Copyright © 1997-2006 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved.