Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド > ユーザーと認証 > Secure Global Desktop で提供するログインスクリプト

Secure Global Desktop で提供するログインスクリプト

Secure Global Desktop で提供するログインスクリプトはすべて /opt/tarantella/var/serverresources/expect ディレクトリに格納されています。各スクリプトには、詳細なコメントが書き込まれています。

特定のログインスクリプトをアプリケーションで使うには、アプリケーションオブジェクトの「Login Script」属性を設定します。

スクリプト名	説明
`runsubscript.exp`	他の Secure Global Desktop のログインスクリプトをすべて呼び出し、使用可能な環境変数を設定するために使われる、標準のラッパーログインスクリプト。
`unix.exp`	文字型アプリケーションオブジェクトと X アプリケーションオブジェクト用の標準ログインスクリプト。「Login Script」属性が空の場合に使用されます。すべての接続方法で使用できます。
`windows.exp`	Microsoft Windows アプリケーションオブジェクト用の標準ログインスクリプト。「Login Script」属性が空の場合に使用されます。「Microsoft Windows Protocol」属性に基づいて、他のログインスクリプトを呼び出します。
`wincenter.exp`	WinCenter または Citrix UNIX Integration Services Windows プロトコルを使用するよう設定された Microsoft Windows アプリケーションオブジェクト用に、`windows.exp` によって呼び出されます。 WinCenter と Citrix UNIX Integration Services プロトコルはサポートされなくなりましたが、従来の Microsoft Windows アプリケーションオブジェクトはこれらのプロトコルを引き続き使用できます。
`unixwin.exp`	SCO Merge または Citrix ICA Windows プロトコルを使用するよう設定された Microsoft Windows アプリケーションオブジェクト用に、`windows.exp` によって呼び出されます。このスクリプトは、ユーザーの `PATH` に、Merge または ICA UNIX クライアントソフトウェアのインストール先ディレクトリが含まれていることを前提にしています。 SCO Merge プロトコルはサポートされなくなりましたが、従来の Microsoft Windows アプリケーションオブジェクトはこのプロトコルを引き続き使用できます。
`wcpwts.exp`	Microsoft RDP Windows プロトコルを使用するよう設定された Microsoft Windows アプリケーションオブジェクト用に、`windows.exp` によって呼び出されます。
`3270.exp`	3270 アプリケーションオブジェクト用の標準ログインスクリプト。「Login Script」属性が空の場合に使用されます。すべての接続方法で使用できます。このスクリプトは、UNIX 用の TeemTalk® 端末エミュレーションソフトウェアを実行するコマンドを構築します。
`5250.exp`	5250 アプリケーションオブジェクト用の標準ログインスクリプト。「Login Script」属性が空の場合に使用されます。すべての接続方法で使用できます。このスクリプトは、UNIX 用の TeemTalk® 端末エミュレーションソフトウェアを実行するコマンドを構築します。
`vms.exp`	VMS X アプリケーションオブジェクトまたは文字型アプリケーションオブジェクト用の標準ログインスクリプト。`rexec` を除くすべての接続方法で使用できます。
`vmsrexec.exp`	VMS X アプリケーションオブジェクトまたは文字型アプリケーションオブジェクト用の標準ログインスクリプト。接続方法が `rexec` の場合に使用されます。
`unixclass.exp`	シャドウィング可能な UNIX セッションの作成に使用されるスクリプト。「仮想教室」の状況で使用されます。
`winclass.exp`	シャドウィング可能な Microsoft Windows セッションの作成に使用されるスクリプト。「仮想教室」の状況で使用されます。
`pupil.exp`	「仮想教室」の状況で「講師」をシャドウィングする際に「受講者」によって使用されるスクリプト。
`classroom.exp`	便宜目的のスクリプト。`unixclass.exp`、`winclass.exp`、および `pupil.exp` スクリプトによって呼び出されます。シャドウィング対象の X ディスプレイを取得したり、シャドウィング用の Xauth 権限を設定したりするための、共通の手続きを定義します。
`procs.exp`	通常のスクリプト。他のスクリプトによって呼び出されます。共通の手続きを定義します。
`securid/procs.exp` `securid/vars.exp` `securid/unix.exp`	アプリケーションサーバーの認証用 SecurID を使っている場合、標準スクリプトをこれで置き換えます。

関連トピック
ログインスクリプトの概要ログインスクリプト (--login) ログインスクリプトがエラーを返す場合