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Microsoft Windows 2000/2003 アプリケーションサーバーからの印刷

ユーザーが、Microsoft RDP Windows プロトコルを使用する Windows アプリケーションを起動または再開すると、クライアントのプリンタに関する情報が Secure Global Desktop に送信されます。Secure Global Desktop がこの情報をアプリケーションサーバーに提供すると、アプリケーションサーバーは Windows ターミナルサービスセッション内でプリンタを作成 (またはマップ) します。

Microsoft Windows 2000 Server または Microsoft Windows Server 2003 上のアプリケーションにアクセスすると、クライアントに接続されたプリンタおよびアプリケーションサーバーに直接接続されたプリンタがユーザーに表示されます。

Windows クライアントを使用するユーザーの場合、Secure Global Desktop 管理者は Array Manager の「Printing properties」パネルの設定を使用して、ユーザーにすべてのクライアントプリンタを表示するか、デフォルトのクライアントプリンタだけを表示するか、クライアントプリンタを表示しないかを制御できます。このパネルの設定は、Object Manager の組織、組織単位、または人物オブジェクトの「Printing」パネルの設定で上書きできます。

その他のクライアントプラットフォームのユーザーの場合、どのクライアントプリンタがユーザーに表示されるかは、設定済みのプリンタによって異なります。

アプリケーションサーバーの「プリンタ」フォルダには、クライアントプリンタの名前が次のように表示されます。

Windows 2000 セッションでは、「printer_name/Sun SGD/Session number」と表示されます。たとえば、次のように表示されます。
HP LaserJet 8000 Series PS/Sun SGD/Session 1
Windows 2003 セッションでは、「printer_name (from Sun SGD) in session number」と表示されます。たとえば、次のように表示されます。
HP LaserJet 8000 Series PS (from Sun SGD) in session 1

アプリケーションサーバー上にプリンタを作成するには、次の条件を満たしている必要があります。

アプリケーションサーバー上でプリンタマッピングが有効になっている。
クライアントがクライアントプリンタ用のプリンタドライバの名前を決定し、それをアプリケーションサーバーに送信する。
クライアントプリンタ用のプリンタドライバが、アプリケーションサーバーにインストールされている。

Windows クライアントの場合は、プリンタドライバ名は、標準の印刷用 Windows API を使ってクライアントデバイスで自動的に決定されます。その他すべてのクライアントタイプでは、印刷設定ファイル内でプリンタドライバを設定する必要があります。詳細については、「configuring printing for UNIX, Linux and Mac OS X clients」を参照してください。

Windows アプリケーションから印刷する際、使用可能なクライアントプリンタの数と種類が多い場合に、問題が発生することがあります。問題の多くは、正しいプリンタドライバがアプリケーションサーバーにインストールされていないことが原因で発生します。1 つの解決策として、Secure Global Desktop PDF 印刷を使用する方法があります。Windows クライアントのみに適用可能な別の解決策は、プリンタドライバマッピングを使用することです。

プリンタドライバマッピング

Windows クライアントの場合は、プリンタドライバマッピングを使って、あるプリンタドライバ名を別のプリンタドライバ名にマップできます。この操作を行うには、/opt/tarantella/etc/data/default.printerinfo.txt ファイルの [Previous Names] セクションを編集します。

たとえば、このファイルに次のエントリが含まれているとします。

[Previous Names]
"HP LaserJet 5" = "my HP driver", "my other HP driver"

この場合、「my HP driver」または「my other HP driver」というプリンタドライバを使用するクライアントプリンタについては、Secure Global Desktop がこのプリンタを作成するときに「HP LaserJet 5」というプリンタドライバを使用することになります。

= 記号の右辺には、ワイルドカード文字 (* と ?) を使用することもできます。* は、空の文字列を含めて、任意の文字列を表します。? は、任意の 1 文字を表します。ワイルドカードは、さまざまなクライアントデバイスがある環境で、汎用的なプリンタマッピングを作成するときなどに役立ちます。

たとえば、このファイルに次のエントリが含まれているとします。

[Previous Names]
"HP LaserJet 5" = "hp*laserjet 5*"

この場合、「HP LaserJet 5」、「HP LaserJet 5M」、「HP Color LaserJet 5」などの名前を持つプリンタドライバはすべて、「HP LaserJet 5」というプリンタドライバに関連付けられます。

default.printerinfo.txt ファイルには、これ以外にもマッピングの作成方法に関する詳細な命令が含まれています。

関連トピック
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