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ライセンスと Sun Secure Global Desktop Software

Sun Secure Global Desktop Software には、評価モードとフルライセンスモードの 2 種類のライセンスモードがあります。

ライセンスモード 説明
評価モード
  • ライセンスキーがインストールされていない場合に適用されます。
  • Secure Global Desktop を 30 日間評価できます。
  • アレイのサイズは、2 台の Secure Global Desktop サーバーに制限されます。
  • ログイン可能またはエミュレータセッションを実行可能なユーザーの数は、5 人に制限されます。
フルライセンス
  • ライセンスキーがインストールされている場合に適用されます。
  • アレイのサイズに制限はありません。
  • ログイン可能またはエミュレータセッションを実行可能なユーザーの数は、インストールされたライセンスキーで決まります。

Secure Global Desktop の評価期間に、Web ブラウザを使って Secure Global Desktop にログインすると、評価期間の残りの日数が表示されます。

30 日間の評価期間が満了したあと、ユーザーが Webtop にログインすることや、アプリケーションを起動または再開することはできなくなります。Secure Global Desktop を引き続き使用するには、ライセンスキーを取得してインストールする必要があります。

ライセンスキーの追加は、Array Manager の「Licenses properties」パネル、または tarantella license add コマンドを使用して行ないます。

ライセンスキーとライセンス

ライセンスキーをインストールすると、ロックされているソフトウェア機能が解除されます。ライセンスには、次の種類があります。

次の表に、使用可能なライセンスの種類とそのベース、およびそのライセンスで利用可能な機能を示します。

ライセンスの種類 ベース ソフトウェア機能
基本コンポーネント ユーザー 次の基本機能を使用できます。
  • ログイン。
  • LDAP ディレクトリサーバーに対するユーザーの認証。
  • SOCKS v5 プロキシサーバーのサポート。
  • HTTP およびセキュア (SSL) プロキシサーバーのサポート。
  • ファイアウォールを経由した通信。
  • Webtop、アプリケーションの起動、およびセッションの管理。
  • アレイのサポート。
Security (TSP) ユーザー セキュア接続の使用、および RSA SecurID®を使用したユーザーの認証。
Advanced Security (TASP) ユーザー FIPS 準拠のセキュア接続の使用、および RSA SecurID® を使用したユーザーの認証。

別個のソフトウェアパッケージが必要です。

Windows Connectivity ユーザー Windows アプリケーションの実行。
UNIX Connectivity ユーザー UNIX および Linux アプリケーションの実行。
AS/400 Connectivity ユーザー 5250 アプリケーションの実行。
Mainframe Connectivity ユーザー 3270 アプリケーションの実行。
Directory Services Integration アレイ 次の機能を使用できます。
  • ENS ではなく LDAP version 3 ディレクトリを使用した、ユーザー情報の保有。
  • Active Directory ログイン認証機能の使用。
Portal Integration アレイ Sun Portal Server での Secure Global Desktop の使用。
Advanced Load Management アレイ 真の CPU またはメモリー負荷に基づく、アプリケーションサーバーの負荷分散。

ユーザーベースのライセンス

ユーザーベースのライセンスは、同時実行ユーザーベースで、ソフトウェアによって有効にされます。ユーザーがソフトウェアコンポーネントを使用するとすぐに、ライセンスがユーザーに割り当てられます。たとえば、ユーザーが Secure Global Desktop にログインすると、基本コンポーネントライセンスが割り当てられます。ユーザーが Windows アプリケーションを実行すると、Windows Connectivity ライセンスが割り当てられます。コンポーネントの使用を停止すると、ライセンスが解放されます。

1 人のユーザーが、1 種類のライセンスを複数使用しているものとカウントされることはありません。しかし、1 人のユーザーが、複数の種類のライセンスを同時に使用しているものとカウントされることはあります。たとえば、1 人のユーザーがセキュア接続を使用して 4 つの UNIX アプリケーションを実行している場合、そのユーザーは、基本コンポーネントライセンスを 1 つ、Security ライセンスを 1 つ、および UNIX Connectivity ライセンスを 1 つ使用しているとカウントされます。

次の点に留意してください。

ライセンスの管理

Secure Global Desktop は、ユーザーがソフトウェアコンポーネントを使用する際に、ライセンスの割り当ておよび解除を自動的に行います。Secure Global Desktop 管理者 は、ユーザーの Webtop およびエミュレータセッションを終了させることはできても、ライセンスの割り当ておよび解除を手動で実行することはできません。

Secure Global Desktop ログファイルには、すべてのライセンス使用状況が経時的に記録されます。Secure Global Desktop 管理者 は tarantella license query コマンドを使用して、アレイ全体の現在と過去のライセンス使用状況を表示できます。

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