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匿名ユーザーのログイン認証機能

概要

匿名ユーザーログイン認証機能は、ユーザー名とパスワードを使用しないでログインすることをユーザーに許可します。

匿名ユーザーには、Secure Global Desktop によってそれぞれ一時的な識別情報が割り当てられます。この識別情報は、そのユーザーがログインしている間だけ有効になります。

このログイン認証機能は、デフォルトでは使用不能です。

ログイン

Web ブラウザのユーザーは、ユーザー名とパスワードを空白にしたまま、Secure Global Desktop ログインページの「ログイン」ボタンをクリックしてログインします。

旧 Webtop を使用する場合は、次の URL にアクセスしてログインすることもできます。
http://server/tarantella/kiosk.html

Sun Secure Global Desktop Native Client を使用して旧 Webtop にアクセスする場合は、匿名でログインするためのチェックボックスがログインダイアログにあります。

認証

  1. このログイン認証機能は、ユーザー名とパスワードが両方とも空の場合に、ユーザーを認証します。
  2. ユーザー名またはパスワードが入力された場合、次のログイン認証機能が試されます。
  3. ユーザー名とパスワードが両方とも空の場合、ユーザーはログインできます。

ユーザーの識別情報

ユーザーがログイン時にユーザー名またはパスワードを入力しないときは、Secure Global Desktop によって .../_dns/server/_anon/number. 形式の一時的な識別情報が割り当てられます。

ログインプロファイル

プロファイルオブジェクト o=Tarantella System Objects/cn=Anonymous Profile は、ログインプロファイルで常に使用されます。

つまり、すべての匿名ユーザーに同じ Webtop コンテンツが表示されます。

エミュレータセッションとパスワードキャッシュエントリ

匿名でログインしたユーザーは、それぞれ独立したエミュレータセッションを使用します。これらのエミュレータセッションは、常に再開できるように設定されているアプリケーションの場合でも、ユーザーがログアウトした時点または Web ブラウザを閉じた時点で、自動的に終了されます。

すべてのパスワードキャッシュエントリは、ENS の o=Tarantella System Objects/cn=Anonymous User Profile オブジェクトに属します。これは、すべての匿名ユーザーが同一のアプリケーションサーバーパスワードを共有するという意味です。匿名ユーザーは、パスワードキャッシュエントリを追加または変更することができません。匿名ユーザー用のアプリケーションサーバーパスワードを管理するには、tarantella passcache コマンドを使用します。

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