Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
> アレイ、サーバー、負荷分散
> アプリケーションサーバーの負荷分散の概要
このトピックの内容 |
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アプリケーションサーバーの負荷分散は、次の処理に関係しています。
Secure Global Desktop 管理者 がアプリケーションサーバーの負荷分散をアレイから集中管理する際の手順は、次のとおりです。
Secure Global Desktop がデフォルトで使用するアルゴリズムは、各サーバーが Secure Global Desktop 経由でホストしているアプリケーションセッションの個数を数え、セッション数のもっとも少ないサーバーを選択することで、アプリケーションサーバーの負荷分散を行ないます。また、Advanced Load Management を使用することもできます。これによって提供される追加アルゴリズムは、ユーザーがアプリケーションを起動する時点での実際の負荷に基づいて、アプリケーションサーバーの負荷分散を行ないます。
Advanced Load Management が提供するアルゴリズムは、アプリケーション起動時の空きメモリー量、空き CPU 時間のいずれかに基づいて、アプリケーションサーバーの負荷分散を行ないます。これらのアルゴリズムを使って負荷分散を行なえるのは、X アプリケーション、Windows アプリケーション、および文字型アプリケーションに対してだけです。
この機能を使用するには、すべてのアプリケーションサーバー上に Sun Secure Global Desktop Enhancement Module をインストールする必要があります。これにより、負荷分散サービスがインストールされます。このサービスは、アプリケーションサーバーの CPU/メモリー負荷に関する情報を、Secure Global Desktop に「リアルタイム」で提供します。また、これは、アプリケーションサーバーが使用可能かどうかを Secure Global Desktop が容易に検出できるようにもします。たとえば、リブートする場合などです。
負荷分散サービスの動作方法の概要を、次に示します。
注 負荷分散サービスは常に、プライマリ Secure Global Desktop サーバーに対してアプリケーションサーバーの負荷データを送信します。プライマリが使用不可能になると、CPU またはメモリーに基づく負荷分散は使用できなくなります。したがって、代わりにデフォルトの、セッションに基づく負荷分散が使用されます。
アプリケーションサーバーの負荷分散を使用するには、次の手順に従う必要があります。
CPU またはメモリーに基づく負荷分散で問題が発生した場合には、負荷分散の障害追跡を試してみてください。
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