Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
> セキュリティー
> Secure Global Desktop サーバーへの SOAP 接続の保護
ブラウザベース Webtop などのクライアントアプリケーションでは、SOAP over HTTP プロトコルを使用して、Secure Global Desktop サーバーから提供される Web サービスにアクセスします。次のような場合は、HTTPS を使用してこれらの SOAP 接続を保護してください。
com.tarantella.tta.webservices.client.views
パッケージを使用して、Secure Global Desktop と同じホスト上または別のホスト上で、ユーザー独自のクライアントアプリケーションを開発する場合。注 別のプログラミング言語を使用したいなどの理由でユーザー独自のクライアントを開発する場合は、SOAP 接続を保護するためのユーザー独自の方法を開発する必要があります。このページでは、必要となる手順の一般的な原則について説明します。
クライアントの SOAP 接続を保護するには、HTTPS を使用してクライアントから接続するすべての Secure Global Desktop サーバーの X.509 証明書を信頼するように、クライアントを設定する必要があります。次の手順に従ってください。
keytool
アプリケーションを使ってサーバーの証明書をインストールします。詳細については、「Java 2 SDK Tools and Utilities documentation」を参照してください。
Secure Global Desktop サーバーの動作基盤である Java 2 Runtime Environment (JRE) の証明書ストア、すなわち /opt/tarantella/bin/jre/lib/security/cacerts
に証明書を格納します。
アレイ内のメンバーごとに、X.509 証明書を追加する必要があります。各サーバーの証明書は、/opt/tarantella/var/tsp/cert.pem
に格納されます。
次のコマンドを実行します。
/opt/tarantella/bin/jre/bin/keytool -import \ -file /opt/tarantella/var/tsp/cert.pem \ -keystore /opt/tarantella/bin/jre/lib/security/cacerts \ -storepass changeit \ -alias hostname
webapps/sgd/WEB-INF/classes/com/tarantella/tta/webservices/client/apis
ディレクトリに移動します。Resources.properties
ファイルを編集します。http://server:port/service
です (デフォルトは http://localhost:80/service
)。localhost
を使用します。それ以外の場合は、Secure Global Desktop サーバーの完全修飾 DNS 名を使用します。https://boston.indigo-insurance.com:443/axis/services/rpc/print
と指定します。Resources.properties
ファイルへの変更を保存します。tarantella webserver restart --ssl
コマンドを使用します。Resources.properties
ファイルを変更したあとに、JSP コンテナを再起動する必要があります。また、Web サーバーが HTTPS 接続を受け入れるように設定されていることを確認してから、Web サーバーを再起動する必要があります。ブラウザベース Webtop を別のホストに再配置した場合や、別のホストで com.tarantella.tta.webservices.client.views
パッケージを使用してユーザー独自のアプリケーションを開発した場合は、再配置した Resources.properties
ファイルと Secure Global Desktop サーバー上の同ファイルの両方を編集する必要があります。
再配置した Resources.properties
ファイルでは、クライアントアプリケーションから接続する Secure Global Desktop サーバーの URL を指定する必要があります。たとえば、https://boston.indigo-insurance.com:443/axis/services/rpc/print
と指定します。
Secure Global Desktop ホストの Resources.properties
ファイルでは、URL を https://localhost:443
に修正します。
次の 2 つのキーストアを作成する必要があります。
Secure Global Desktop サーバーに HTTPS 接続する場合は、JDK を使用してユーザー独自のキーストアをリモートホストに作成する必要があります。このキーストアには、Secure Global Desktop サーバー証明書を格納する必要があります。再配置した Resources.properties
ファイルにこのキーストアの詳細を追加します。次の行を編集します。
keystore=keystore keystorepass=password
Secure Global Desktop サーバーからリモートホストに HTTPS 接続するためのキーストア (cacerts
ファイル) には、Secure Global Desktop サーバーが使用する JRE のリモートホストのルート証明書をインストールする必要があります。この操作は、keytool アプリケーションを使って行います。
/opt/tarantella/bin/jre/bin/keytool -import \ -keystore /opt/tarantella/bin/jre/lib/security/cacerts \ -storepass changeit \ -file certificate_path \ -alias remote_hostname
Copyright © 1997-2006 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved.