Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
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> 端末エミュレータのカラーマップ
SCO コンソール (ANSI) と VT420 端末は、16 色をサポートしています。Secure Global Desktop 端末エミュレータはカラーマップを使って、エミュレータセッションでの色の表示方法を決定します。
注 Wyse 60 端末は白黒です。切り換えることができるのは、カラーマップを使う背景の色と文字の色 (白と黒) に限られます。しかし、太字や下線などの文字属性を端末エミュレータでサポートする 16 色の論理色のいずれかにマッピングできます。
カラーマップは、論理色 Color_0
から Color_15
まで (始めと終わりを含む) を、Secure Global Desktop がこれらの色を表示するのに使う色と RGB 値にマッピングします。デフォルトのマッピングは次のとおりです。
論理色 | 端末での色 | Secure Global Desktop が使う RGB 値 |
---|---|---|
Color_0 | 黒 | 0 0 0 |
Color_1 | 明るい赤 | 255 0 0 |
Color_2 | 明るい緑 | 0 255 0 |
Color_3 | 黄色 | 255 255 0 |
Color_4 | 明るい青 | 0 0 255 |
Color_5 | 明るい赤紫 | 255 0 255 |
Color_6 | 明るい藍色 | 0 255 255 |
Color_7 | 明るい白 | 255 255 255 |
Color_8 | 灰色 | 128 128 128 |
Color_9 | 赤 | 128 0 0 |
Color_10 | 緑 | 0 128 0 |
Color_11 | 茶色 | 128 128 0 |
Color_12 | 青 | 0 0 128 |
Color_13 | 赤紫 | 128 0 128 |
Color_14 | 藍色 | 0 128 128 |
Color_15 | 白 | 192 192 192 |
特定のアプリケーション用にデフォルト値を変更するには、ユーザー独自のカラーマップを作成し、アプリケーションオブジェクトの「Color Map」属性に指定します。
デフォルトのテキスト形式のカラーマップは、/opt/tarantella/etc/data/colormap.txt
です。
たとえば、赤色をより明るくする必要があるとします。そうするには、Color_9
の RGB 設定を 192 0 0
に変更してください。
また、明るい緑で表示されている項目を黄色で表示したい場合には、Color_2
の RGB 設定を 255 255 0
(黄色の RGB 値) に変更してください。
また、黒色と白色とで、文字色を背景色とを交換することもよくあります。この場合には、文字の色と背景の色そのものを交換するのではなく、黒 (Color_0
) と白 (Color_15
) の表示方法を変更してください。したがって、アプリケーションが白と黒を使用していて、背景色を黒色に変更したい場合には、Color_15
を 0 0 0
(黒の RBG 値) に変更してください。
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