Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
> コマンド
> tarantella tscal free コマンド
tarantella tscal free [ --inuseby user | --calid id ]
Windows 以外のクライアントが使用できるように Microsoft Windows ターミナルサービスクライアントアクセスライセンス (CAL) を解放するときは、tarantella tscal free
コマンドを使用します。
CAL を解放できるのは、Windows ターミナルサービスを使用するエミュレータセッションがない場合だけです。
注 解放された CAL は Windows のライセンスサーバーには戻りません。
最後の Windows アプリケーションが終了したときに CAL が自動的に解放されるように設定されている場合は、このコマンドを実行する必要はありません。ただし、Secure Global Desktop サーバーをアレイから削除したり、アレイとの接続が失われたりしているのに、CAL がまだ使用されている状態になっていることがあります。このような場合、このコマンドを実行して CAL を解放できます。
引数を使用しない場合は、Windows ターミナルサービスを使用するエミュレータセッションが存在しない CAL がすべて解放されます。
プライマリサーバーが利用できないときに、このコマンドを Secure Global Desktop アレイ内のセカンダリサーバー上で実行した場合は、CAL 情報が不正確になることがあります。これは、CAL 情報に変更がある場合には、プライマリサーバーがすべてのアレイメンバーの更新を行うためです。プライマリサーバーが利用できない状態でコマンドを実行した場合は、警告が表示されます。
引数 | 説明 |
---|---|
--inuseby user |
特定のユーザーの CAL だけを解放します。user は次のいずれかになります。
* 文字は、ワイルドカードフィルタでのみ使用できる文字です。任意の文字を含む任意の長さの文字列を表します。たとえば、 |
--calid id |
解放する CAL の ID。解放する CAL の ID を取得するには、tarantella tscal list コマンドを使用します。 |
tarantella tscal free --inuseby ".../_ens/o=Indigo Insurance/ou=Sales/cn=Elizabeth Blue"
Elizabeth Blue の CAL を解放します。
Copyright © 1997-2006 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved.