Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
> リソースの構成
> 組織階層内のオブジェクトへの命名
一般に、Object Manager またはコマンド行でオブジェクトを作成する場合、オブジェクトの名前に任意の文字を使用できます。ただし、バックスラッシュ (\)、プラス記号 (+)、およびアポストロフィー (') は、オブジェクト名に使用しないでください。これらの文字を使用すると、予期せぬ問題が生じるおそれがあります。オブジェクト名の中でスラッシュを使用するときは、バックスラッシュでエスケープ処理を行う必要があります。
空白文字を含むオブジェクト名をコマンド行で使用する場合は、名前を引用符で囲みます (たとえば、".../_ens/o=Indigo Insurance")。
tarantella オブジェクトコマンドでは、ENS ネームスペース内のすべての名前は、大文字と小文字が区別されません。オブジェクトの作成や名前の変更を行う際は、使用される大文字と小文字の区別が保持されます。ただし、webtopsession や emulatorsession コマンドなどのその他の tarantella コマンドでは、大文字と小文字が区別されます。
Secure Global Desktop ではスラッシュが組織階層の一部分として解釈されます。たとえば、ユーザーが o=organization
の下位に cn=a/b
という相対名のオブジェクトを作成しようとすると、Secure Global Desktop は o=organization/cn=a
オブジェクトの内部に b
というオブジェクトを作成しようとします。実際には、o=organization/cn=a
というオブジェクトは存在しないため、エラーが発生します。
スラッシュを使用する必要がある場合は、そのスラッシュをバックスラッシュでエスケープする必要があります。たとえば、o=organization
の下位に相対名 cn=a/b
でオブジェクトを作成するときは、cn=a\/b
と入力します。この結果、o=organization/cn=a/b
というオブジェクトが作成されます。
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