Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
> ユーザーと認証
> Web サーバー認証で PKI クライアント証明書を使用できますか。
はい。Web サーバー認証のセキュリティーを強化するために、有効な公開鍵インフラストラクチャー (PKI) がクライアントデバイスにインストールされているユーザーだけが認証されるようにすることができます。
Secure Global Desktop Web サーバー認証では、Web サーバーの REMOTE_USER
変数の設定に基づいて、ユーザーが識別されます。ただし、クライアント証明書を使用してユーザーを認証する場合には、この変数は設定されていません。次の設定を行うことにより、Apache Web サーバーに固有の SSL_CLIENT_S_DN_CN
変数を REMOTE_USER
変数にエクスポートすることができます。クライアント証明書を使用するときに Web サーバーに別の変数が設定されている場合は、Secure Global Desktop で他の Web 認証方式を使用する方法を確認してください。
クライアント証明書を有効にするには、次の手順でアレイの各メンバーを設定します。
/tarantella/cgi-bin/secure/
ディレクトリ (旧 Webtop) または /sgd
URL (ブラウザベース Webtop) にアクセスするときにクライアント証明書を要求するように、Web サーバーの Web 認証を設定します。その方法は、使用する Web サーバーによって異なります。Secure Global Desktop Web Server には、mod_ssl モジュールが組み込まれています。tarantella config edit --tarantella-config-server-cgibin-bootscript secure/ttaauthclientcert.cgi
SSL_CLIENT_S_DN_CN
変数をエクスポートして Secure Global Desktop Web Server の Tomcat コンポーネントがそれらを利用できるように、Web サーバーを設定します。Secure Global Desktop Web Server の Apache コンポーネントに対しては、次の手順を行ないます。
/opt/tarantella/webserver/apache/version/conf/httpd.conf
ファイルを編集します。JkEnvVar SSL_CLIENT_S_DN_CN " "
<Location "/sgd">
SSLOptions +StdEnvVars +ExportCertData
</Location>
この設定が完了したら、Array Manager の Web サーバー認証を有効にします。
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